世代記号 |
世代記号 |
F1♀&F2b♂
| ゴールデンレトリバーを母種×プードルを父種として、数世代に渡り交雑し改良しますと、二重純血種となります。初代のF1に抜毛しない性質は固定されませんので、使役性+アレルギーフレンドなドゥードルを創るに為には、種として残す個体の選抜が必要となり、世代ごとにFで始まる世代記号が付けられます。種とする親犬の性質やブリーダーの好みで個性は変わって行きますので、海外犬舎のタイプもご参考下さい。 純血種同士の異種交配の場合は、親のいずれかのそれよりも優れている雑種強勢という現象が現れます。強勢現象はF1が一番強く発現し世代交雑が進むにつれて序所に失われますので、この強勢現象が失われないように慎重にブリードする必要があります。 何世代にも渡り交雑が進んでいるオーストラリアン・ラブラドゥードルは最近になり数犬種の新たな犬種の血を取り入れ二重純血種ではなくなりました。新たに別の犬種を交雑する目的を考えますと、コートの質とカラーバリエーションを増やす事と交雑が進むに連れ純血種に見られる癌や遺伝的疾病などの問題が浮上したからかも知れません? ドゥードルの平均寿命は大型犬ではご長寿と言える約15年。中には、20歳に届く子が居るかも?・・・ですね^^。 山形産みんな頑張れ! |
ゴールデンドゥードルF1/F2/F3/A1・・・ |
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<F1/第一世代> F1=ゴールデン♀×プードル♂ ゴールデンレトリバーと、プードルの組み合わせで、第一世代のゴールデンドゥードルF1が生れます。初代のF1には、抜毛しないプードルの性質は固定されず、体の部位によりシングルコートとダブルコートが混在します。毛の抜け方や骨格には個体差があり、そこそこ抜けると言う表現が正しいかと思います。初代の交雑より体臭はさほど感じません。ゴールデンに一番近いF1を好まれる方も多いですが、アレルギーや抜け毛が気になる方には、お勧めしません。 | |
<F2/第二世代> F1b= F1♀×プードル♂ 更に毛を抜けにくくする為、プードルをもう一度交雑し改良します。世代記号に戻し交配(バッククロス)のbの文字が付きます。F1bになるとシングルコートとなり、抜け毛も少なく体臭も極めて少なくなります。F1に比べ体格は少し細く、体高がやや高くなり、緩くウェーブした毛質のウェイビータイプと、縮毛のカーリータイプに分かれます。アレルギーや抜け毛が気になる方は、F1b以上のタイプが良いと思います。 | ウエィビータイプ♀ カーリーータイプ♂ |
F2の女の子・タイプの違う3頭姉妹! | F2=第二世代/ F1♀×F1♂ 産れてくる子犬は全頭のすべてが違うと言った様々なタイプの個体となります。毛が抜ける子に抜けない子、骨格も細い子から太い子と、本来の目的とは違ったタイプも生まれます。どの子も個性的で能力も未知数ですが、抜毛しにくい個体を選んで次の世代へ繋ぎます。 |
F2b♂ (F2♀×プードル♂) コートのお手入れ次第ではアフガンにも負けずに優雅^^。 |
<第3世代> F2b=F2♀×プードル♂ 毛の抜けにくいF2♀を選抜しプードルを更に交雑すると、シングルコートで安定した毛質・体格の子が産れます。毛質は、F1bより緩いウェーブで柔らかく、性格も好ましく良い感じに成長してます。 又、違うタイプのF2♀×プードルの組み合せでは、ウェイビーとカーリータイプに分かれ、F2♀のタイプにより違う個体が誕生します。 |
F2b=F1♀×F1b♂
海外ではF1×F1=F2の場合は様々なタイプが産れますので、上記組み合わせの代用交配となります。骨量があり理想的な毛質の個体が多く産れますが、抜毛する毛質の子も産れます。 F1b♀×F1♂の交雑は未確認です。
F3=F1b×F1b |
戻し交配したF1b同士の組み合わせになります、海外では一番アレルギーフレンドとされています。2014年1月に国内で初めて誕生し、毛質や性質も良い感じに成長してます。親であるF1bと子のF3の違いは、F1bは毛量も多く毛が伸びるのが早いのに比べ
F3は毛が伸びるのが遅く毛量も少なくて柔らかい毛質にてトリミングの回数も少なく手入れが楽になる傾向にあります。
<第4世代~> |
A1=3世代目×(3世代目orプードル)
A2=4世代目×(4世代目orプードル)
4世代目以降は、交雑しても安定した大きさ、体格・毛質の子が産れ、純粋種の扱いとなるようです。